省エネルギー住宅:当社の省エネ標準仕様

当社の設計する住宅の省エネに関する標準仕様を以下の通りとしています。
但し諸条件により内容が変わることがありますので、設計契約時に仕様をお施主様と確認させていただきます。

新築

  1. 1.

    外皮平均熱貫流率UA値は0.36以下(札幌版省エネ基準ベーシックレベル)
    (以下一例)
    外壁:軸間断熱高性能グラスウール ア100㎜(16㎏/㎥)
    +外貼り断熱押出法ポリスチレンフォーム保温板3種bA ア50mm
    天井:天井吹き込みグラスウール ア400(18kℊ/㎥)
    窓:樹脂サッシ Low-E ペアガラス
  2. 2.

    一次エネルギー消費等級5(認定低炭素住宅レベル)
  3. 3.

    暖房+換気の消費量は75%以下(札幌版省エネ基準ベーシックレベル)
  4. 4.

    C値1.0以下(目標値)気密測定試験を行い完成後のC値を確認します。
  5. 5.

    施工後の住宅の断熱性能について断熱診断システムを使ってUA値の実測を行い、理論値との違いを検証します。
  6. 6.

    換気システムは熱交換効率90%の顕熱型第1種セントラル換気とします。
  7. 7.

    施工後の換気システムの性能を測定します。
  8. 8.

    パイピング式床暖房の採用。

新築設計例

改修(断熱改修と暖房、給湯、換気等の省エネ設備改修の両方をする場合)

  1. 1.

    外皮平均熱貫流率UA値は0.46以下(平成28年省エネ基準)
  2. 2.

    一次エネルギー消費等級4(平成28年省エネ基準)
  3. 3.

    C値2.0以下(目標値)気密測定試験を行い完成後のC値を確認します。
  4. 4.

    施工後の住宅の断熱性能について断熱診断システムを使ってUA値の実測を行い、理論値との違いを検証します。
  5. 5.

    換気システムはダクトレス3種換気(自然給気、機械排気)とします。

当社の上記標準仕様を超える性能の住宅設計は、イニシャルコストとランニングコスト両方のシュミレーションを行い補助金の利用の可能性等を検討した上で、どのレベルを目標とするかお施主様のご希望により決定していきます。

断熱改修設計例

札幌市内N邸断熱診断〜現状実測と改修方法による省エネ効果のシュミレーション

  • プラン2 475.67MJ -プラン3 414.60MJ=差61.07MJ 12.8%省エネ
  • プラン2 現状:実測データによる負荷(平成4年基準レベル)
  • プラン3 改修案:天井断熱吹き込みグラスウールア300㎜、樹脂サッシLow-Eペア
  • プラン2 現状:実測データによる負荷(平成4年基準レベル)
  • プラン3 改修案:天井断熱吹き込みグラスウールア300㎜、樹脂サッシLow-Eペア(A12)
  • プラン2 163,914円―プラン3 142,870円=差21,044円 12.8%省エネ

年間約2万1千円省エネになることが試算されました。

  • 屋根や天井からの熱損失は半分以上削減されますが、全体から見た省エネ効果は少ないが、比較的少ない費用で省エネ効果を得ることができる
  • 開口部を最新の平成4年レベルの樹脂ペアから平成28年レベルのLOW-E〜ペアにしても省エネ効果は少ない。

どこをどのようにして改修すると省エネの費用対効果が良いかをシュミレーションします。

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