当社の耐震設計標準仕様:新築仕様

新築仕様

当社の耐震設計標準新築仕様は以下のとおりです。

1
住宅性能表示制度の耐震等級2級以上とします。

当社で設計するすべての住宅の耐震性能は、住宅性能表示制度の耐震等級2級以上とします。耐震等級2級にするか耐震等級3級にするかは、打ち合わせの上決定します。

2
すべての住宅について許容応力度計算をします。

当社で設計するすべての住宅で許容応力度計算を行い、耐震性能を確認します。今までは許容応力度計算をするものと、建築基準法の壁量計算、耐力壁のバランスチェックをするものとどちらでするか施主様と相談して決めていましたが、これからは、すべての住宅について許容応力度計算をお勧めします。簡易な壁量計算では、札幌では積雪基準がないので、雪の重さの代わりに「重たい屋根」として計算しますが、積雪量が平成12年に建築基準法改正で積雪高さ1.0 mから1.4mに変更になっても従来からの壁量の基準{重たい屋根}のままです。地震力は建物の重さに比例するので、不合理な状況となっています。

3
地域別地震係数を1.0とした場合を想定します。

許容応力度計算では地域別地震係数を1.0とした場合を想定します。

4
上下階の柱の直下率を50%以上、壁の直下率を60%以上とします。

※一般社団法人 木造住宅デザイン研究会ユア・デザインホームの基準に準拠)

5
床組はネダノン工法とします。

建物全体の剛性を高めるため、床組は梁や胴差などの水平構造材に床合板を直接打ち付けるネダノン工法とします。小屋水平ラインや屋根下地は構造用合板張りとします。

6
主要な柱と梁の接合はプレート埋め込み金物で緊結します。

建物全体の剛性を高めるため、主要な柱と梁の接合はプレート埋め込み金物で緊結します。(テックワン金物、SSマルチ金物等)その他の部分の柱と梁の接合部は国土交通省告示金物を適正に選択し、接合させます。

7
バランス良い耐震壁配置で構造計画をします。

バランス良い耐震壁配置で構造計画をします。開口部を大きくとらなければならない箇所はJ耐震開口フレーム等を設計に取り入れて計画します。

8
耐力壁は構造用合板又はOSBパネルの外壁への面材張りを基本仕様にします。

耐力壁は構造用合板又はOSBパネル等の外壁等への面材張りを基本仕様とし、必要に応じて筋違いを使用します。

9
地盤調査は、スウェーデン式サウンディング試験またはスクリュードライバーサウンディング試験(JHS)、表層地盤マップ、地盤サポートマップ(JHS)、で考察します。

また、札幌市の場合は、加えて、地域カルテの地震マップで予想震度、液状化マップで液状化の可能性を把握します。

10
地盤調査データに基づき、適切な基礎形式で設計します。

地盤調査データに基づき、杭基礎、布基礎又はべた基礎等適切な基礎形式で設計します。

お問い合わせご相談はお気軽にどうぞ